「善根宿(ぜんこんやど)」とは、修行者や遍路のために無料または格安で宿泊場所を提供する施設のことです。仏教における「善根(ぜんこん)」とは、功徳を積む行為を指し、宿を提供することも修行や施しの一環とされています。
■徳島県の善根宿
■高知県の善根宿
■愛媛県の善根宿
43番(別格8番) お遍路さん無料宿 内子
場所:愛媛県喜多郡内子町五百木
特徴:十夜ヶ橋先、長島トンネル出口にある納屋を改造した善根宿。
設備:畳敷きのスペース、水は道路向かいの直売所、トイレは建物横。
注意:電灯はあるが電気は通っていない。
44番 五百木遍路無料宿
場所:愛媛県喜多郡内子町五百木
53番 浅海原太師堂
場所:愛媛県松山市浅海原
特徴:無人の太師堂。
利用方法:17時以降に浜田ポンプ店で承諾を受け、鍵を受け取る。
59番 光明寺 遍路宿
場所:愛媛県西条市三芳
特徴:光明寺境内の離れが遍路宿。
設備:2段ベッド、畳敷の部屋。
64番 善根宿 巡礼さんのお宿
場所:愛媛県新居浜市船木関ノ戸
特徴:前神寺と別格12番 延命寺の間、関川駅近くの遍路道沿いにある民家を善根宿として提供。
65番 善根宿くうかい
場所:愛媛県四国中央市妻鳥町
■香川県の善根宿
68番 善根宿銭形
場所:香川県観音寺市植田町
82番 五色台子どもおもてなし処
場所:香川県高松市中山町
特徴:根香寺手前のお遍路休憩所。
設備:綺麗な小屋、女性用の別棟、洗面所、トイレ、電灯、コンセントあり。
景観:朝晩に高松の夜景が見える。
【善根堂の利用マナー】
善根宿は、遍路文化を支える大切な存在ですが、近年マナー違反が原因で運営を断念する方も増えています。遍路文化を未来へつなげるためにも、利用者全員が誠意をもって行動することが重要です。「善根(ぜんこん)」とは?仏教では、生死輪廻という考え方があり、人は死後に生まれ変わるとされています。「善根」は、前世の善行によって現世で良い条件に恵まれ、幸福に生きることができるという概念です。
【まとめ】
①運営者の善意に感謝すること
②宿泊ルールを守る(掃除をし、ゴミを持ち帰る)
③感謝の気持ちをノートに記す(ノートがある場合)
※掲載情報の正確性は保証されておりません。すべて自己責任にてご判断をお願いいたします。 また、現在の営業状況を保証するものではございませんので、宿泊の際は必ず直接施設にお問い合わせください。