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ご挨拶

☆掲載宿・ホテルのオーナー様へ

平素よりお世話になっております。
このたびは「善根宿萩森リスト」へのご協力を賜り、心より感謝申し上げます。

おかげさまで「善根宿萩森リスト」の制作・配布は令和7年で15年目迎えました。
善根宿萩森リストは「ダウンロード許可不要(無料)」です。

掲載いただいております内容につきまして、お遍路の皆様の目に留まりやすい場所にご掲示いただけますと大変有り難く存じます。

お遍路の方々にとってより一層
ご利用いただきやすい環境作りのお力添えを賜れますと幸いです。

何卒よろしくお願い申し上げます。




リスト製作者:
四国八十八ヶ所歩き遍路支援修道会
善根宿萩森(常福寺)
080-1995-4375
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四国八十八ヶ所巡礼 宿泊情報一覧
巡礼者向けに最新の宿泊情報を提供しています。宿の詳細は直接お問い合わせください。
Shikoku 88 Temple Pilgrimage Accommodation Information List Providing the latest accommodation information for pilgrims. For details about lodgings, please contact them directly.

宿泊に関するご案内

各宿泊施設の料金につきましては、事前にご確認くださいますようお願いいたします。また、宿へのご予約、ご連絡、到着時間予定変更等は早めにご連絡してくださいますようお願いいたします

 

四国遍路宿の宿泊施設とは?

四国遍路の宿泊施設には、民宿、旅館、宿坊、ビジネスホテル、善根宿、通夜堂などさまざまな種類があり、それぞれの特徴や設備に応じて選ぶことができます。宿坊は、もともと修行僧のための宿泊施設でしたが、現在では一般の参拝者も利用できるようになり、早寝早起きを基本としながら、朝の勤行や精進料理、写経や坐禅などの体験が可能な場所もあります。お部屋は個室が多く、プライバシーが確保されているため、静かに過ごしたい方におすすめです。民宿は歩き遍路にとって利用しやすい宿のひとつで、素泊まりや食事付きのプランを選べることが多く、家庭的な雰囲気の中で女将さんやご主人から遍路に関するアドバイスを受けることができる点が魅力です。旅館は快適な設備と温かいおもてなしが期待でき、遍路道沿いの宿では遍路割引を提供しているところもあります。ビジネスホテルは都市部に多く、シングルルームが基本のため、プライベート空間を確保しやすく、連泊にも適しており、ネット予約も可能です。善根宿はお遍路さんのために無料または寄付制で提供されている宿泊施設で、個人の善意によって運営されており、利用する際には感謝の気持ちを忘れず、マナーを守ることが大切です。通夜堂は、寺院が施す無料の宿泊施設で、基本的に相部屋となり、利用する際には納経所で許可を得る必要があります。これらの施設は、遍路者が安全かつ快適に巡礼できるよう支えられており、それぞれの特徴を理解しながら、無理のないスケジュールで計画を立てることが重要です。

四国遍路宿の料金の目安は?

四国遍路の宿泊料金は宿泊施設の種類によって異なり、民宿は2食付きで5,500~7,500円、宿坊は6,000~8,500円、旅館は5,500~20,000円、ビジネスホテルは3,000~8,000円、ホテルは6,500~40,000円と幅があります。また、善根宿はお遍路さんのための寄付制宿泊施設で、無料で利用できることもありますが、感謝の気持ちを込めて寄付するのが一般的です。宿泊費を節約する方法としては、無料で利用できるお遍路小屋やテント泊を活用する方法がありますが、安全面や防犯面に十分注意する必要があります。特に、過去には女性遍路がテント泊中に襲われたり、所持品を盗まれるといった事例も報告されているため、慎重な判断が求められます。さらに、ゲストハウスやドミトリータイプの宿を利用すると、一般的な宿泊施設よりも安価で泊まれるうえ、遍路割引を適用している宿もあるため、事前に確認するとよいでしょう。食費を抑えるためには、すべての食事を外食に頼らず、宿泊施設での食事付きプランを利用するほか、地元のスーパーやコンビニでおにぎりや総菜を購入すれば費用を節約できます。また、自炊施設が備わっている宿では、簡単な調理をすることで食費を抑えられるため、インスタント食品や煮物などを活用するのも一つの手です。洗濯費用の節約には、毎日コインランドリーを利用するのではなく、洗濯の頻度を2日に一度にすることでコストを抑えたり、速乾性のある衣類を選んで浴室で手洗いし、自然乾燥させるのも効果的です。さらに、飲み物代を抑えるためには、水筒やマイボトルを持参し、水道水や地域の無料給水施設を活用することで、ペットボトルの購入を減らすことができます。このように、四国遍路をする際には、宿泊費や食費、洗濯代、飲料費などのコストを工夫次第で節約できるため、事前に計画を立てながら、快適で負担の少ない巡礼の旅を実現することが大切です。

四国遍路宿の予約はいつまでに?

四国遍路の歩き遍路において、宿泊施設の確保は非常に重要な課題の一つです。特に宿泊施設が少ない地域では、事前の情報収集と計画的な予約が欠かせません。歩き遍路の1日あたりの歩行距離は個人差があり、概ね20~40km程度ですが、年齢や体力、経験、当日の体調によって大きく異なります。宿泊不足が懸念されるエリアでは、1〜2週間前に宿に連絡し、空き状況を確認しておくことが最も効果的な対策となります。また、歩行ペースによって予定が変わることも考慮し、数日先の計画も柔軟に立てておくことをおすすめします。歩き遍路の道中では、天候や体調、道の状況によってその日の歩行距離が変わるため、当日や翌日の宿のみを予約し、その都度調整しながら進む人も多いです。しかし、泊まりたい場所で宿が確保できない場合、予定以上の距離を歩かざるを得なかったり、最悪の場合は野宿を余儀なくされることもあります。そうした場合の緊急策として、市街地のビジネスホテルなどに電車やバス、タクシーで移動し宿泊し、翌日再び遍路道に戻る方法も有効です。この方法を取る場合は、あらかじめ交通機関の運行状況を確認しておくことが大切です。宿泊施設の状況は地域によって大きく異なり、遍路宿が密集しているエリアもあれば、前後数十キロにわたって宿泊施設がほとんどない地域もあります。特に地方の民宿は、都会のビジネスホテルと異なり、必ずしも毎日営業しているわけではなく、シーズンや予約状況によって休業することもあります。また、工事関係者や団体客で満室になっていることもあるため、事前に宿の営業状況を確認し、予約しておくことが安心です。遍路宿を運営する側の視点から見ると、予約の有無は食材の仕入れにも大きく影響します。多くの民宿では、予約状況をもとに食材を調達するため、突然の宿泊依頼では対応が難しい場合があります。宿によっては、遅い時間でも可能な限り対応するところもありますが、宿側に余計な負担をかけることになり、他の宿泊者にも影響を及ぼす可能性があるため、できる限り事前予約を心がけましょう。予約のタイミングについては、1週間程度の区切り打ちの場合は、計画が決まった時点で宿に連絡し、予約を済ませるのが最も確実です。通し打ちの場合は、最初の1週間分を確保しておき、進捗状況に応じて次の宿を予約するスタイルが理想的です。閑散期であれば前日に翌日の宿を予約する形でも問題ありませんが、繁忙期は早めの予約が推奨されます。宿泊施設によっては、予約時に電話番号を確認しないケースもありますが、到着が遅れる際には宿が心配するため、時間の目安を伝えておくと安心です。また、無断キャンセルは宿や他の遍路者にも迷惑がかかるため、変更やキャンセルが必要になった場合は、遅くとも前日まで、最低でも当日朝には必ず連絡を入れましょう。事前予約をしている場合でも、前日や当日の朝に確認の電話をすることで、双方の行き違いを防ぐことができます。特に民宿は、昼間は外出していることが多いため、連絡は朝8時頃までに行うのがベストです。宿の予約は遍路のスムーズな進行に大きく影響するため、事前にしっかりと準備を行い、安心して巡礼を続けられる環境を整えることが大切です。

善根宿(ぜんこんやど)とは

善根宿(ぜんこんやど)は、修行者や遍路のために無料、または格安で宿泊場所を提供する施設です。この文化は、仏教における「善根(ぜんこん)」=功徳を積む行為として、宿を提供することが修行や施しの一環とされてきたことに由来します。善根宿を利用する際は、次の点を心がけましょう。「運営者の善意に感謝すること」「宿泊ルールを守ること(掃除をし、ゴミを持ち帰る)」「感謝の気持ちをノートに記すこと」善根宿は、遍路文化を支える大切な存在です。しかし、利用者のマナー違反が続くことで運営を断念する方も増えています。遍路文化を未来へ繋げるためにも、利用するすべての方が誠意をもって行動することが重要です。

 

善根宿萩森リストとは

四国歩き遍路をする方々に広く知られる野宿・野営が可能な場所や手頃な宿泊施設を掲載した一覧表です。萩森弘勝氏(萩森勝之氏)は現在、萩森氏のご自宅は宿泊対応を行っておりませんが、お遍路に適した宿泊情報について親切に教えていただけます。過去に萩森氏よりお接待を受けたことがある方や歩き遍路をされている方は、一度携帯電話で連絡を取ってみてはいかがでしょうか。これまでと変わらず温かく対応してくださることでしょう。かつて遍路道沿いで善根宿を営まれていた萩森氏は、令和5年に善根宿を閉鎖してます。この善根宿は、紹介がなければ宿泊できないため、萩森氏の名刺が置かれている宿で紹介をお願いすることが必要です。宿泊された方には、その先の宿や野宿可能なスポットについての情報も教えていただけます。萩森氏との会話では、温かみのある土佐弁が飛び交い、土佐の文化を肌で感じることができるでしょう。萩森氏が以前に営んでいた善根宿の近くには、「ミタニ組休憩所」があります。所在地は高知県安芸郡芸西村西分乙297で、特別養護老人ホーム「ウェルプラザ洋寿荘」の前に位置します。この場所には隣接してトイレがあり、さらに徒歩圏内には西分ファミリーマートもあります。お困りの際は小豆島霊場第53番本覚寺住職徒弟 僧名 萩森 弘勝 巡礼中にお困りのことがございましたら、お気軽に萩森(遍路指南役)までご連絡ください。

 

四国における野宿・野営の現状

遍路文化の歴史を持つ四国ですが、近年の野宿遍路に対しては厳しい視線が向けられています。土地の管理者に無断で寝泊まりする行為は、住民にとって不安要素となり、過去にはゴミの放置や失火などのトラブルが発生した例もあります。遍路道の歴史を守るためにも、「野宿可能」な場所のみを利用し、ルールを厳守することが求められます。また、四国遍路は、日本の伝統文化の一つであり、数多くの善意によって支えられています。その中心にある善意の意義を改めて理解し、遍路をする方々が誠実にその恩恵を受け取ることが、この文化を次世代へ繋げる道となるでしょう

 

四国遍路を歩くと何日かかりますか?

四国八十八ヶ所を徒歩で巡礼するには、一般的に約40〜45日かかりますが、歩行速度や体調によって日数は前後することがあります。1日に歩く距離は20〜30km程度で、所要時間は8〜10時間が目安です。遍路道には平坦な道だけでなく、登山に近い険しい道も含まれているため、十分な体力と事前の準備が必要です。遍路中は予期せぬケガや体調不良のリスクもあるため、無理をせず、状況に応じてタクシーやバスなどの交通手段を活用することも重要です。

 

四国遍路を歩くと費用はどれくらいかかりますか?

四国八十八ヶ所を徒歩で巡礼する際の費用は、宿泊費や食事代、移動費、ご朱印代などを含めると、全行程でおおよそ50万円程度かかると考えられます。1日あたりの出費は、宿泊費や食事代を考慮すると約1万円が目安となり、これには遍路道を進むうえで必要な交通手段の利用や予備費も含まれます。宿泊スタイルによって費用は変動し、通夜堂や善根宿を利用すれば抑えることも可能ですが、快適な旅を続けるためには十分な予算を準備し、余裕をもった計画を立てることが大切です。

 

四国八十八ヶ所を巡る順番は?

四国八十八ヶ所の巡礼は、1番札所から88番札所までを順番に巡ると、徳島県から高知県、愛媛県、香川県の順に進むことになり、この巡礼方法を「順打ち」と呼びます。これに対し、88番札所から1番札所へと逆の順番で巡る方法を「逆打ち」といい、これは伊予の国(現在の愛媛県)の長者・河野衛門三郎が最初に逆打ちを行った故事に由来しています。特に4年に一度の閏年に逆打ちをすると、順打ちよりも功徳が大きいといわれています。また、全ての札所を一度の旅で巡拝することを「通し打ち」、何回かに分けて巡ることを「区切り打ち」、さらに一県ごとに区切って参拝することを「一国参り」と呼びます。近年では、仕事や家庭の都合に合わせて無理なく参拝できる「区切り打ち」を選ぶ人が最も多くなっています。

お遍路の服装は自由ですか?

お遍路の服装には、白衣や輪袈裟、菅笠、金剛杖といった巡礼者としての伝統的な装いがあり、これらを身につけることで巡礼の心構えを整え、より厳粛な気持ちでお遍路を進めることができます。しかし、現在では動きやすい服装や普段着で巡礼する方も多く、白装束にこだわる必要はなく、快適さを重視した服装が推奨されています。白衣には袖付きと袖無しのものがあり、袖無しのものは笈揩と呼ばれ、輪袈裟は最低限の法衣として簡略化された形で使用されます。また、菅笠は巡礼者であることを示す象徴的な装具であり、手甲や脚絆、地下足袋などの正式な装束も存在しますが、最近ではよりカジュアルに身につける方が増えています。お遍路道には山道や険しい道も多く含まれるため、足元は滑りにくく歩きやすい履き慣れたスニーカーや運動靴が適しており、女性の方はスラックスなど動きやすい服装を選ぶのが望ましいでしょう。また、突然の天候変化に備え、傘やカッパなどの雨具を準備しておくことも大切です。服装は本来白装束が伝統的ですが、現在ではハイキングのような軽装で巡礼する方も多く、何よりも大切なのは服装の形式よりもお遍路をする心構えやお大師様への敬意を持つことです。たとえ普段着やアウトドア向けの装備で巡礼しても、「南無大師遍照金剛」と記された白衣を羽織るだけで巡礼の気持ちがより高まり、敬虔な心持ちで札所を巡ることができるでしょう。自分に合った服装を整えることで巡礼の旅がより快適になり、その意義を深く感じることができるため、事前にしっかりと準備をして臨むことが重要です。

 

お遍路の巡拝道具とは?

お遍路の際に必要な持ち物には、札所での納経を記録する納経帳や、各寺でいただく御影を収納する御影帳、参拝の証としておさめる納め札などがあります。お参りの際に使用する線香や灯明(ろうそく)、それらに火をつけるためのライターも忘れずに準備するとよいでしょう。また、念珠(数珠)は読経の際に使用する重要な道具であり、経本があれば正しい読経を行うことができます。道中の案内や札所までの道のりを確認するためには遍路地図が役立ち、巡礼中の記録を残したり、必要事項を書き留めたりするためにボールペンを持っておくと便利です。お寺でお参りをする際に納める賽銭も用意し、気持ちを込めて奉納すると良いでしょう。さらに、巡礼の道具として持鈴や輪袈裟を留める輪げさ止め、巡礼中に必要な物をまとめて収納できる山谷袋などの装備もあり、より本格的にお遍路をしたい方にはおすすめです。自分にとって必要な道具を揃え、準備を整えて巡礼に臨むことで、より充実したお遍路の旅を楽しむことができるでしょう。

 

お遍路のベストシーズンはいつですか?

四国遍路を巡るのに最適な季節は、気温や天候を考慮すると春の3月中旬から5月、または秋の10月から11月とされています。春は桜が咲き誇り、新緑の美しい風景を楽しみながら巡礼できる時期であり、秋は紅葉が美しい札所が多く、快適な気候の中でお遍路を進めることができます。夏は気温が高く、特に日中は強い日差しと暑さによる体力の消耗が激しくなるため、涼しい早朝や夕方に歩き、正午前後の時間帯は日陰で休むなどの対策が必要です。冬は寒さが厳しくなることもありますが、日中は適度な防寒対策をすれば快適に歩くことができる一方で、朝晩は急激に冷え込むため、気温の変化に対応できる服装を準備しておくことが大切です。また、炎天下では日陰の少ない道や海岸沿いを歩く際に熱中症のリスクが高まるため、こまめな水分補給と適切な休憩を心がけることが重要です。さらに、雨天時には体温が奪われやすく低体温症の危険もあるため、防水対策を万全にすることが推奨されます。お遍路の巡り方には決まったルールはなく、それぞれのペースや予定に合わせて自由に計画を立てることができますので、自分に合ったスタイルで快適な巡礼の旅を楽しむことが大切です。