高知県須崎市に位置する「一棟貸しの宿と民芸品店 柳屋」は、創業130年の歴史を持つ旧柳屋旅館を改装し、新たに生まれ変わった遍路宿です。 江戸時代後期(安政)に建てられた母屋は、NHKドラマ「ウォーカーズ」のロケ地としても使用され、その歴史的価値を感じさせます。 宿泊施設は二階建ての離れを一棟貸ししており、1階にはリビングとキッチン、和室が2部屋、2階には6畳の和室が2部屋と4.5畳の和室が2部屋あり、広々とした空間が魅力です。 畳や障子は全て新しく清潔感があり、ゆったりとくつろげる雰囲気が漂います。アメニティも充実しており、浴衣、布団一式、冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、ポット、コンロ、食器、調理器具類、バスアメニティ(シャンプー、ボディーソープ)、ドライヤー、洗濯機、テレビ、冷暖房、タオル、乾燥機などが備えられています。 また、民芸品店として、一閑張り、張り子、大津絵掛け軸、土佐和紙、フラワーアレンジメント、和雑貨などのアート作品を楽しむことができるギャラリーも併設されています。 このように、「一棟貸しの宿と民芸品店 柳屋」は、歴史的な趣と現代の快適さを兼ね備えた遍路宿として、多くの旅人に親しまれています。この遍路宿は、四国八十八ヶ所巡礼の歩き遍路にとって、まさに最高の宿のひとつです。青龍寺を打ち、25キロほど歩いた後にたどり着いたこの宿は、設備の充実度、コストパフォーマンス、そしておもてなしの心において、今まで泊まった遍路宿の中でも群を抜いて素晴らしい体験を提供してくれました。洗濯無料、Wi-Fi完備、部屋にはトイレと洗面台付き、さらに広々とした二間続きの空間で、歩き遍路の疲れをしっかり癒すことができます。
リノベーションされたばかりの清潔で美しい施設は、一棟貸しのように使えるため、個人利用はもちろん、家族やグループでの宿泊にも最適です。お風呂は男女別の浴場が本館にあり、食事も同じ場所で提供されます。特に女将さんの温かく丁寧な接客が心に残り、「おもてなしの心」とはまさにこういうことなのだと感動しました。スタッフの方々もとても親切で、どの方も心を込めて対応してくださるので、安心して快適に過ごせます。
宿泊する部屋は奥にあるためとても静かで、ゆっくりと休むことができます。また、本館には安政時代からの古民家を活かしたギャラリーと民芸品販売スペースがあり、歩き遍路の合間に地域の文化にも触れることができる魅力的なスポットです。洗濯と乾燥が無料なのも大変ありがたく、長旅の途中でとても助かりました。過酷な歩き遍路の道のりの中で、心も体も癒される素晴らしい遍路宿です。宿泊を迷われている方は、ぜひここで一晩を過ごしてみてください。